蜜柑とユウウツ 茨のり子異聞

昨日はグループる・ばるVol.24

さよなら身終い公演に行って参りました。池袋芸術劇場シアターイースト。

る・ばるは、松金よね子・田岡美也子・岡本麗の3人で立ち上げた演劇ユニットです。

最初の公演から、私達を沢山楽しませてくれましたが何と32年。

光陰矢の如しに思えます。

身終い公演は 第19回鶴屋南北戯曲賞受賞作品 3年前にも観ていましたが、今回程、深く内容に触れたのは初めての感動でした。

戦後社会の有り様を見詰めた女性詩人の魂と、生きた時代を多面的に描き出し、戦後から今につながる時代の空気を感じさせてられる凄い作品だと改めて思いました。

言葉に託した想いを、芝居にしたいと生まれたこの芝居は、グループる・ばるの最後の公演に相等しい物になりました。

一緒に観ていた安奈淳さんが、ラストの場面で涙が抑え切れずに。

姉さんの涙を見たのは初めてでした。


純子SAN

蜜柑とユウウツ 茨のり子異聞」への2件のフィードバック

  1. 5cats

    素敵な公演の様子、伝わってきました。名古屋はほとんど素通りですので…羨ましいです。
    茨木のり子さんはわたしの大好きな詩人です。辛いことがあった時随分励まされました。いつも読むたびに心に変化をもたらせてくれます。素敵に生きて行きたいですね。

  2. 純子さん

    最後の出版の本。
    残した想いを3人が分身としての展開。
    数年前に観た時と違う感慨でした。  
    又、お目にかかれた時にゆっくりと!

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